Colliers(コリアーズ)より、2025年第4四半期(10月~12月)の住宅レポートが発表されましたので、内容について共有させて頂きます。
報告書冒頭に
「2025年第2四半期に13.4年分の在庫が、想定以上の需要により8年分の在庫となった」
と述べられています(日本語訳)。
また、2026年販売単価が久しく見ていなかった「上昇」予想となっています。

大量の供給と高い空室率ではありますが、賃料は横ばいとなる予想とColliersは見ています。
空室率について、今までは開示されていなかった場所別の空室率が表示されました。

オンラインカジノ業が禁止された2024年に入り湾岸地域の空室率が50%超となり、その後の新規供給も続いていることから空室率が改善していないのが分かります。
またBGCはコロナ禍以降20%程度と借手優位な空室率がこのままつづくと見られています。
マカティエリアの空室率は僅かではありますが、改善する見込みです。
総括として「2026年のマニラコンドミニアム市況は底打ち出来るか」という年になりそうです。
さて、今後のコンドミニアム供給について2026年は約13,000戸の新規供給が予定されており、その3分の1はC5通りが占める見込みです 。
なおその数はオンラインカジノ業による中国人バブルの時と同じ規模の供給数ですので、全体マーケットの悪化につながらないか、不安ではあります。


前回のレポートまで⑧C5 Corridorのラベルがありませんでしたが、今回から新たに設置するほど今後大量供給が予定されています。2028年末にはオルティガスを超える予定であり、マカティエリアを超えてくる可能性もあります。
C5沿いは、元々工場・倉庫や未利用・低利用な大規模地として利用されていましたが、マカティ・BGC等では街並みを形成するサイズの開発余地がほぼ無いため、ディベロッパーは当該地での開発を進めています。

上記の物件で販売単価の高いのは
①Liv North:Arthaland
②The Hights Katipunan:Avida(アヤラグループ)
ですが、そのせいで売れ行きが芳しくないのかもしれません。
なお、Arton Residences:Rockwellと三井不動産とのJVプロジェクトです。
また、やや場所は異なりますがセブランドマスターズ社とNTT都市開発による共同開発にてオルティガス通り沿いのSM East Ortigas付近に5,800戸のコンドミニアム計画が発表されています。
同道路沿いにMRT4号線の建設計画がありますが、具体的に決まった事項はありませんので完成までには早くて10年は見た方が良いと思います。
2026年2月現在においては、フィリピンコンドミニアム市況が体感として改善しているという状況ではありませんが、当レポートの予想通り賃料の底打ち・価格の上昇を少しでも感じられるようになると、マーケット参加者のマインドが急に変化して来る可能性もありますので、現在購入を考えられている投資家様は定期的なマーケットチェックをされることをお勧めします。
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