現在Alveo(アルベオ)を中心にアヤラグループ単独で開発を進めているArca South(アルカサウス)を視察して来ましたので、情報共有させて頂きます。
(アルカサウスについては以前より記事を書いていますので、こちらも参照ください)
まずアルカサウスの開発総面積ですが、74ヘクタールとその規模は半端無く広いです。空港が小さく見えるほどですので如何に広いかが実感出来るかと思います。
更にこの広大な土地をアヤラグループが単独で開発しますので、オフィス・商業・住宅が適切に配置された計画的な街並みが形成され、ボニファシオグローバルシティに次ぐCBDになると言われています。
なおボニファシオグローバルシティにおける、アヤラグループで開発した面積は34ヘクタールです。ボニファシオグローバルシティの場合、各社が思い思いの開発を進めていますので、商業施設が近接して作られたり、隣の建物とのお見合いを避けるレイアウトになっていない等歪なエリアがやや見受けられます。
一方同じボニファシオグローバルシティでもアヤラが単独開発したセレンドラやHigh Street等は計画された街並みが形成されていることをお気づきになれるかと思います。
2倍超の面積をアヤラグループ単独で開発することになりますので、統一された街が完成することが期待できます。
また、このアルカサウスがオススメな一番の理由は、不動産で最も重視される「立地」条件が優れている点です。
①地下鉄計画
以前もお伝えした通りフィリピン初の地下において空港から1駅目がこのアルカサウスとなり、ボニファシオグローバルシティを通りオルティガス等のビジネス街へつながっていきます。
②Skyway(高速道路)計画
このスカイウェイとは高架の道路で2020年目標に工事が進んでいます。
このスカイウェイを介して、湾岸エリア・マカティ・ボニファシオグローバルシティへ20分程度で移動可能となります。
続いて商業施設もマカティのようなGreen Beltの高級モールからボニファシオグローバルシティのマーケットマーケットのような庶民向けのモール並びにハイストリートサウスのような緑に覆われた通路の両脇に低層店舗が連なるようなモールもすべてアヤラが作ります。
ホントに魅力的なプロジェクトであり、今までの価格増加にも関わらず販売が好調なのが頷ける気がします。
なお、ショッピングモール、コンドミニアム、事務所等の主要建物が完成するのは2019年ですので、現在はただただ広い更地にコンドミニアムがポツンと開発されているという表現が正しいです。
商業施設は地下部分の工事が進んでいました。
それ以外は広大な更地のみです。
このアルカサウスについて
・ボニファシオグローバルシティもアルカサウス同様、全くの更地からスタートして現在の高層ビル群が建ち並ぶフィリピン経済を象徴する街に至っている。
・ボニファシオグローバルシティの開発が始まった2003年頃に、ここまで発展すると想像できた人は少なく、しかしその将来リスクを取った人はコンドミニアムの価格が倍以上になり、キャピタルゲインを享受できた。
・ここアルカサウスも全くの更地から開発を進めており、アヤラが開発する面積についてはボニファシオグローバルシティよりこちらの方が大きいからより統一された街並み形成が可能である。また空港アクセスについてアルカサウスの方が利便性が高い。
・1年前の販売開始から合計で14%の値上げをしているにもかかわらず、フィリピン人を中心に販売が非常に好調に推移している。現在の平均販売単価:165,000ペソ/㎡が通過点に過ぎず、街並みが完成するころには200,000ペソ/㎡(約20%増加)程度まで上がる可能性は十分にある。
既に確立された街であるマカティ・ボニファシオグローバルシティから比べれば当然そのリスクは高いですが、その分販売価格が安いですので、ミドルリスク・ミドルリターンを志向する方向けであるとは思いますが、そもそも投資とは未来を買うという事ですので、このアヤラが単独で開発する街に投資するのは非常に面白いかと思います。
百聞は一見に如かずということで、まずは現地に行ってみたいという要望がございましたら遠慮なくお知らせください。
仲田