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フィリピン_通勤時間の実態

   

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2019年9月9日に台風が関東地方に直撃し、多くの交通機関のダイヤが乱れ電車に乗るまでに1時間以上を要したというニュースを見ました。

台風という自然災害という事情にせよ、電車に乗るまでに長時間炎天下の中待つだけで疲労困憊となられた方も多いかと思います。

 

一方フィリピンでは、台風等の自然災害の特別な日のみでなく日常において、公共交通機関に乗車するまで待たなければなりません。

バス:22分
電車・ジープニー:26分
バン:40分
1つの交通機関に乗るために、毎日平均28分待たなければ乗ることも出来ないという事です。
(日本人は、混雑で乗れず乗車まで待つことがあまりないので耐えられないでしょう。)

 

下の写真はマカティ・BGC等の都心部(白色部分)に通う人400人からの回答を元に通勤時間をヒアリングしたものがグラフで示されています。

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最も時間の掛かる北側地域で示されているCaloocanまでは遠いように見えますが、実際はマカティから約27km(Google Mapの自動車距離)です。この27km移動するのに2時間18分掛かる(乗車までの時間が含まれていると思われますが)という事は、時速約12kmしか出ていないという事になります。

(東京から北に同じ距離程度となる都市は、浦和当たりが該当します。)

また、オルティガスからBGCまでも朝の通勤時間帯はタクシーで1時間程度要します。

なお、フィリピンの場合通勤に要する交通費は支給されないのが通常です。
ですので、片道50ペソ程度掛かる人であれば月に2,200ペソ(約4,620円)自腹で払うことになります。当該社員の平均的給料が月20,000~25,000ペソですので、給料の10%が交通費で無くなる上に2時間程度の過酷な通勤を毎日強いられます。

(なので、職住近接の寮に需要が発生するのは必然であり、また浮いた交通費で半分程度の家賃代を賄う事が可能です。)

 

 

フィリピンの鉄道についてですが、今までの手抜き管理・メンテナンスを怠っていたことから、かつて60km/hで走っていましたが現在は安全性の観点から30km/hで運行せざるを得ず、また便数も少ない状況となっています。しかも運行停止・遅延が頻発することから、国民からの鉄道への信頼は地に落ちています。

なお、現在は大動脈であるMRT3を住友商事がリハビリテーション中で2022年に完了を目指していますので、通常の運行体制に戻れば鉄道の高速性・利便性に国民が改めて魅力を感じ、需要が高まるのではないかと思っています。

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最後に、2025年に向けて開発が進められている地下鉄ですが、この地下鉄が安定的に定時運行されまた車内が快適であり、車より早く目的地に着くことが認知された際に、現在プライベートカーでのみ移動をしているフィリピン人富裕層がこの地下鉄を使うようになるのか、或いは現状通り公共交通機関を使わないままとなるのか、個人的に興味を持っています。

皆さんは、どう思いますか?

 

仲田リアルエステート株式会社

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代表取締役  仲田 一成 (なかた かずなり)

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