#フィリピン_Colliers 住宅レポート_2025 3Q

olliers(コリアーズ)より、2025年第3四半期(7月~9月)のレポートが発表されましたので、そのうちの住宅に関する内容について共有させて頂きます。

オンラインカジノ業の中国人の退去以降、悪化し続けていたフィリピンコンドミニアム市況ですが、遂に底打ちの兆しが見えてきたという報告となっています。

報告書冒頭には

「メトロ・マニラのプレセール(新築分譲前販売)コンドミニアム市場は、予想外の動きを見せています。2四半期連続で純販売(ネットテイクアップ)が増加しました。キャンセル(バックアウト)の減少が続いていることから、Q2に見られた堅調な純需要は一時的なものではなく、不動産会社が提供している入居可能物件(RFO)向けの魅力的なプロモーションや割引に対して、購入者が前向きに反応していることが示されています。」

と述べられています(日本語訳)。

 

私の認識している会社で言えば、SMDC社は新築売れ残り・ブレビルド案件について25%~40%の特別割引(現金払いの場合)を実施しており、資金力のあるフィリピン人投資家等が購入をしています。

 

続いて、空室率・賃料&価格単価を見てみます。

価格・賃料ともに下げ止まりが見えつつあり、2025年末ないし2026年前半に底を打つのではないかとColliersでは見ています。

2026年以降に上昇すると考える根拠として挙げているのは、コンドミニアムの新規供給数の減少です。

オンラインカジノ業で好景気であった2017年~2019年においては、年平均13,000戸が供給されておりましたがコロナ禍&オンラインカジノ業の禁止の影響を受けて、現在フィリピンディベロッパーは土地の購入&新規開発を絞りつつあることから27年28年の供給数は極端に減る(約20%)見込みです。

これだけ供給数が減れば、必然的にマニラのコンドミニアム市況は回復してくると感じます。

特にマカティ・BGC地区は、新規供給できる余地(土地)が無くなりつつありますので、市況回復が早いものと思料します。

 

私の肌感覚としても、本年度・来年前半までが中古優良物件を格安で購入できるチャンスではないかと思いますので、現金で中古物件購入をお考えの方は早めに動かれたほうが良いと思います。

 

 

なお空室率については、過去最高の25.6%まで上昇すると見込まれています。特に大規模新規供給が続く湾岸エリアは50%を超えており、メトロマニラ全体の空室率の高止まりに大きな影響を与えています。

とはいえ、マカティエリア・オルティガスエリアは15%未満、BGCエリアは新規供給の影響で20%と平均と比べれば低いですが、まだまだ借り手優位なマーケットであることは確かです。

2026年以降、空室率の改善が見込めますが湾岸地域の大幅な改善がなければ、メトロマニラ全体の改善にはつながれない

でしょう。

 

 

最後にプレビルド案件の現状を見ていきたいと思います。

同ColliersのレポートではC-5と呼ばれるEDSAの東側を走る中心部(CBD)の周辺地域のコンドミニアム販売状況を述べており、

アヤラプレミア:Parklinks Towers 平米:33.8万ペソ、総額平均:5,240万ペソ  売却率:89%
ロビンソンランド:The Velaris Residences 平米29.9万ペソ、総額平均3,300万ペソ 92%の売却率

という高額物件であるにもかかわらず好調な売れ行きとなっています。

 

なおアヤラプレミアによるマカティ中心部の新規物件:Laurean Residences はその販売単価が53.6万ペソ~83.5万ペソ(約460万円~718万円/坪)とプレセール段階で 80億ペソの売り上げがあったとのニュースがあります。

少し前までは平米50万ペソが一つの壁ではありましたが、フィリピンコンドミニアム全体市況が悪いという事は意に介さず価格設定しているように思われ、売れるという自信があるのかもしれません。

場所はアヤラ通りから1本入ったDela Rosa通りで「Eton Tower Makati」から150mしか離れていませんので、立地としては優れているとは言えないと感じます。

フィリピンでは立地以上にディベロッパーの差異による価格差が大きいと改めて感じさせられます。

 

また、ARTHALANDの子会社の株式を購入する形で三井不動産フィリピン子会社( SEAI Metro Manila One)がマカティでのコンドミニアム開発を発表しています。

 

このARTHALANDの開発するコンドミニアムは高級路線であり、同じマカティで工事中の物件:ELURIAは平米50万ペソで販売していることからも、この三井不動産との共同開発物件も平米50万ペソ以上の高級物件となるのではないかと思料します。

 

 

 

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