昨年よりREITの初上場はいつとお伝え来ております(過去記事参照)が、証券取引所(SEC)から最終ガイドラインの発表が遅れに遅れ2020年初頭を予定しているようです(おそらくまた遅れるかとは思います)。
第1号REITとして上場を計画しているAYALAは引き続き準備を進めており(アヤラのREIT物件候補に関する記事はこちら)、上場時資産規模は$500百万(約540億円)と見込んでいます。
日本の初REITは日本ビルファンド(NBF)とジャパンリアルエステイト(JRE)が2001年9月に上場していますが、その当時の資産規模はNBFで2,266億円、JREで929億円であることから考えると、Ayala リートの規模はかなり大規模なものであり、組み入れる資産の数(物件数)も多いのではないかと思料します。
ついでにNBF・JREの上場時からの株価推移をグラフにしてみました(リーマンショック後の2009年までの期間)。
最も株価が上昇したのは、2つとも不動産ファンドバブルと言われた時期の2007年5月でNBFは上場時より約3.5倍、JREは3.1倍となりました。
フィリピンのREIT市場がどのような価格推移をするのか分かりませんが、日本の不動産市場と比べて経済成長に伴う価格・賃料の上昇が長期的に見込める市場であることが大きな違いかと思います。
日本の、特に住宅REITの場合、マクロ的には人口減少&少子化で賃貸需要が逓減していく中で他の物件と競争しなければならないという厳しい市場ですが、フィリピンの場合はマクロ的には人口が増加する不動産市場であることによるメリットは大きいものと思います。
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仲田リアルエステート株式会社
Mail:nakata.re@philipinvest.com
代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)