(過去記事_2015/6)アキノフィリピン大統領来日

国際交流会議「アジアの未来」で来日していましたアキノフィリピン大統領のインタビューが日経新聞に掲載されておりました。

今後国内インフラ関連の支出を現在の4,000億ペソ(1兆円)3%から2016年にGDPの5%まで増やすと述べています。フィリピンは以前より人口の急増にも関わらずインフラ整備が進んでいないことがレポート等で指摘されておりましたので、これは良い流れだと思います。
具体的には、下記が挙げられてました。
①国有鉄道の南部延伸・補強工事:4,500億円
②高架鉄道「LRT」1号線の延伸工事:1,800億円
③カビデ・ラグナ高速道路の建設、保守事業:1,500億円
④ラグナ湖堤防道路建設事業:3,200億円

不動産投資に大きな影響が有りそうな②について調べてみました。
「LRT]1号線は1984年に最初の路線として営業開始をしており、南の「Baclaran station」、北の「North Avenue」とを結ぶ全長19.65km、20駅となっています。
そのLRT1号線を南に11.4km延伸させ新たに10駅設置する方向で進んでいるようです。その駅の中には、「マニラ国際空港駅」という名称が含まれていますので、ついに空港からマカティまでタクシーを使わずに行けるようになるということだと思います。
このブログでもお伝えしております通り、空港からのタクシーのぼったくりは極悪極まりないので1日でも早く造ってほしいというのがフィリピン旅行者全員の願いだと思います。

そう言えば4月にフィリピンに行ったときに空港周辺で高架鉄道らしきものが建設中だったので、これがLRT1の延伸部分かもしれないですね。

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さてアキノ大統領就任後高成長を続けるフィリピンですが、2016年6月に任期満了で退任することが確定しています。多くの国民は改革の継続を望んでいますが、選挙ばかりはやってみないとわからないですので、一部のシンクタンク業界ではリスクととらえている傾向があります。新大統領が、かつてアジアの病人と言われた汚職まみれの政権に戻ってしまうと、たちまち海外資金は逃避してしまいますので、来年のフィリピン大統領選挙の行方を見守っていきたいと思います。

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