Century Propertiesが開発を進めている Trump Tower Manilaについて、ホームページ等で見ているとTrump Brandの魅力、Century Propertiesの本物件に対する力の入れ様、あらゆる点でお金の科かているプロジェクトであることが感じられたので、今回の調査で現地に行ってきましたので、レポートします。
まず場所ですが、マカティ中心部の北東側に位置します。
Green Beltから徒歩15分から20分といった感じでしょうか。タクシーを使いたい距離ですが、朝夕のラッシュ時は車が動きませんので、結局徒歩となってしまうという感じです。
周辺の街の様子ですが、アヤラトライアングルパークを過ぎ、ブエンディア・アベニューを超えると街の雰囲気が一気に変わってきます。
1Fの路面店はマクドナルド、ジョリビー、INASALといったフィリピン人向けのファーストフードが軒を並べます。
したがって、街の雰囲気はお世辞にも綺麗とは言えず、歩道上には多くの黒い小さな魔物!が徘徊しています。
下の写真の奥に見えるのがセンチュリープロパティーズが総力を掛けて開発を進めているマンション群で、Trump Towerの竣工も間近となっています。
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朝8時のMakaAvenue
現地に行きまして、立地という意味では現時点では当該開発エリアがどうなるか、まだ不確定要素が多いといった印象でした。今後フィリピンも電車等による移動が標準となると思われますので、新駅ができないという前提だと、駅距離が遠いのは難点だと思われます。
本マンション群の足元にはモールが造られており、既にオープンしていました。地下にはスーパーマーケットも入居しています。
お洒落なカフェレストランもありました。
屋上テラスからマカティ方面の眺めです。マカティはホント都会だと感じます。
一方でマカティとは反対側については、まだまだ発展途上でありローカル感が満載です。将来どうなるか楽しみではありますが、現時点では日本人には難易度の高い場所な気がしました。
立地、ディベロッパー、Trump Towerという世界的ブランド、将来性を含めて総括してみると、マンション価格がマカティ中心部より安いのであれば買いだと思います。センチュリープロパティーズの開発により将来街並みが綺麗になるかとは思いますが、Rockwellのようなさらに大規模に開発を行い街全体を変えるようなプロジェクトでないと、本物件の周辺土地利用状況を考えると、街並みの発展に伴う価格の増加は見込みづらいのではないかと感じました。
一方で、世界的ブランドであるTrump Towerがどれ程投資家を惹きつけるのか、正直そこは不明です。