コロナ禍のフィリピンにおいてもドゥテルテ大統領の「Build・Build・Build」政策のインフラ整備は続いています。
遂に、Skyway(日本でいう首都高)が来年1月に完成し、南北の高速道路(North Luzon Expressway& South Luzon Expressway)が繋がる事となります。
つまり、フィリピンにおいて最も交通渋滞の激しい(特にひどいクリスマスシーズンは時速15km程度)EDSAと呼ばれる道路を通らずに、マカティから北側のブラカン地域・更には日本人サーファーにも人気のLA Unionへのアクセスが改善するという事を意味します。
ニュース記事では、このSkywayを使う事で、マカティからケソン市まで2時間かかっていたものが、
30分(75%減)となると述べられています。
このSkyway経由の通勤用長距離バスも運行されるでしょうから、ブラカン地域が一気に通勤圏となるといった効果も見込めると思います。
SkywayのStage3と呼ばれている路線をGoogle地図に落とし込みましたので、確認頂ければと思います。
EDSA並びにその外側のC-5の交通量は、55,000台/日減少するとも見込まれていますので両道路の渋滞緩和も大いに期待出来るでしょう。
その他の交通関連のインフラ設備として、
・LRT2号線の東側延伸(Masinagまでの2駅):2021年
・MRT7号線:2022年
・MRT4号線:2025年(Link)
・メトロマニラ地下鉄:2026年
・Estrella-Pantaleon Bridge(橋):2021年
・BGC-Ortigas Link Bridge(橋):2021年
・Bulacan International Airport:2025年
のような大型PJが今後5年間で控えています。
人口密度の高さ・フィリピン人家族の生活習慣から、新型コロナウィルスを抑え込む事が難しく経済の再興に時間を要するのではないかと思いますが、この若い国が交通インフラの整備等に伴い、更なる経済発展を遂げることを期待したいです。
仲田リアルエステート株式会社
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