マカティ、ボニファシオという好立地の不動産価格は上がりつつある中で、モールオブアジア、カジノ等の開発でにぎわいのある湾岸地域のマンションは投資妙味があるのではないかと考え、フィリピンの大手ディベロッパーの1つであるメガワールドが開発中のBay Shore2 Residential Resortを投資検討してみました。
空港からの距離は非常に近いです。
下の地図にある「Resorts World Manila Bayshore」に建設予定とのことです。
その他周辺は開発ラッシュという感じです。
下の地図の黄色○の場所に「City of Dreams」というカジノとホテルを併設した施設が2014年12月にオープンしています。
湾岸地域は海を埋め立てて土地を作り出しているので、土地の利害関係は発生せず大規模かつ都市計画に基づいた街並み形成ができますので、非常に綺麗な街となることがメリットであると思います。
さて、本物件はまさにマニラ湾の美しい夕焼けを観ながらプールに入れるという贅沢なイメージとなっています。
さて気になる価格ですが、低層階(6F)で小さめの部屋(41.5㎡、12.55坪)で6,710,600ペソ≒1,750万円!(1ペソ=2.6円)
162,000ペソ/㎡(420,000円/坪)
全然安くないです。いくらプール&海が見える角部屋といえども、高すぎます。
なお、別途駐車場代:800,000ペソもかかります。
支払方法としては、手付金なしで竣工までの月数で60%を支払い、竣工時に40%というプランの提示がありました。
竣工までの60か月計算で、月々の支払いは約67,100ペソ(175,000円)です。
既に開発後の価格を織り込み済みということなのでしょうか。先行者利益が全く感じられないので、検討を辞退しました。
なお、埋め立て地ということは地盤が軟弱であることを意味しますので、地震の際の液状化等による建物並びにインフラ設備等が損傷を受ける可能性が高いと思われます。
また今後も人口増加による街の発展が進むマニラでは更なる湾岸地域の埋め立てが進むものと思われますので、今まで夕日が映える美しい海が見えていた光景が、隣のビルしか見えなくなるリスクが高いなぁと感じました。