(過去記事_2016/2)ついにマイナス予測が出ました!!!

そうなんです。ついにマイナス予測が出てしまいました!

Colliersのフィリピン「オフィス」2016年第3Q(7-9月)期において
・①賃料
・②価格
が2015年第3Qよりも下がるという予想が出ています!

Office vacancy rates_2015Q3

2015年第3Q    2016年第3Q
Premium        0.35%   ➡  0.11%
Grade  A        5.78%   ➡   6.42%
Grade B & below   0.70%   ➡   4.09%

Grade A並びにGrade B & belowのオフィス供給が予定されていることに伴う空室率の増加が見込まれています。
引き続き好調な経済成長による安定的なオフィス需要増加が見込めれていますが、それ以上の新規供給により、

供給増加➡空室率の増加➡ビル間の競争激化➡賃料減少
という図式になりそうで、既に一部その動きがあることコメントとなっています。

①賃料20160207134916c90

増加しか知らなかった右肩上がりの賃料が減少予想となっています。
プレミアムクラスの空室率は悪化が予想されていないにも関わらず、賃料は下がるとの予測です。
プレミア物件で1,213ペソ/㎡ということは、約10,000円/坪です。
(日本でいうと、中央区の日本橋○○町のBクラスビルと言った感じの賃料水準でしょうか)
②価格(㎡単価)2016020619202664d

プレミアムクラスについて、賃料単価の減少予測にかかわらず価格について、増加予想です。
理由としては、引き続き好調な経済成長に伴う土地価格の上昇による積算価格(土地価格+建物建設費)の上昇を根拠としています。
なお、当該レポートはビルグレード別にマニラ全体での統計を集計して算出されたものです。
フィリピン全体としての経済成長が今以上とならないとマクロ的には、更なる価格・賃料の上昇は描けないことを意味します。

皆さんお気づきの通り、マクロ成長による投資をすれば誰でも勝てるマーケットは、オフィスについても終わりつつあるのではないかと思います。
つまり、個別物件の立地する場所の今後の成長動向、新規供給予測並びにその街での立地条件、ビル特性を精査に検証して投資を行う必要があるステージへと移行しつつあると思います。

最新のオフィス販売物件・価格・市況動向をAYALA担当者から随時情報を、
皆さんへも情報共有させて頂き、「儲かる」投資へお手伝いさせて頂きたいと思います。

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