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旅のハイライトは帰りのバス_フィリピン小学生の英語力

   

 

今回のフィリピン調査は思った以上に時間に追われてしまいましたが、その中でなんとか1日フリーな日を作り、マニラ郊外にリゾート地に一泊旅行に行きました。

行先は事前調査で「Fortune Island」には白い砂浜と透明な海でスノーケリングが楽しめるとの事で、その島へのデイトリップに便利なホテルとして、Pico Sands Hotelを予約しました(税込みで約20,000円)。

出発日の5/5(金)当日は午前中にセレンドラの内装工事請負契約の説明&契約締結業務を行い(詳細は今後アップデートします)、午後3:30にボニファシオグローバルシティを(友人の伯父さんによる)タクシーで出発し、ホテルのあるNasugbuへ向かいました。

このNasugbu(ナスブ)はマニラの南西部に位置し直線距離で100km程度です。日本で言うならば、東京から熱海が100kmなので高速道路を使えば車で2時間でしょうか。pico sands hotel map new

移動時間は3時間30分程度という長い時間ではありましたが、マニラ郊外の風景を見るという初めての経験も手伝い、比較的すぐに着いたとは感じましたが、ホテルからの風景は既に夜景でした。

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このホテルは、不動産ディベロッパーが避暑地ないし投資用として合計8棟建設し、その1つをホテルとして運用している模様です。リゾート全体をカートが走っており、これに乗ってビーチとホテルとをアクセスしています。なお、一部、居住者専用のビーチとレストランが設けてあり、ホテル利用者との差別化を図っています。

なお、元々予定していたFortune Islandへのツアーはこの長旅の疲れとホテル自体の施設が充実(プール・ビーチ、バスケットコート等)していることもあり、ホテルでゆっくりすることにしました。

ビーチの写真です。ほんの一部ではありましたが、カラフルなサンゴも見れましたよ。

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プールは50m程度の幅を確保しており、泳ぎごたえのある広さでした。

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さて、1つ用事を残しており午後6時頃にマニラに戻る予定でホテルを午後2時にチェックアウトしました。

しかし、その時点ではここからがこの旅行のハイライトになるとは想像しておりませんでした。

帰りは、フィリピンの公共バスを乗るという経験をしたいがためにそうしたのですが、その選択は大失敗でした。

まず、マニラに戻るための最寄りバス停であるNasugbu中心地に行きたいと前日のホテルチェックイン時とホテルチェックアウト時に言っていたのですが、ホテルスタッフはテキトーなことを言っていたことが後で判明し、30分ホテルでロスしました。なお、このホテルに滞在できるようなフィリピン人は金持ちなので皆さん自分の車で来ており、私たちのように最寄りバス停まで行くという需要は無いようです。

再三の催促でやっと手配したワンボックスカーは私たちだけを乗せてNasugbu中心地のバス停まで45分で到着(料金:1,000ペソ)し、そこから今回の主役のバスに乗り込みます。

今、私のいる場所のおさらいです。タガイタガイという著名な高原避暑地を超え、マニラに向かいます。

alps bus station

チケットは乗車後すぐに来る乗務員に行先を告げ支払います。こちらがチケットです。距離は94km!

料金は驚きの155ペソ(350円)です。これ、空港からボニファシオグローバルシティまでのタクシー代より安いです。

bus

目指すはマニラ市のパサイシティのバス停(終点)です。乗車時間は3時です。地球の歩き方には、3時間30分の乗車時間と書いてありますので、なんとは6時半に着くかなぁと思ってました。

バスはこんな感じです。日本の女性が乗るのには抵抗がある内装!です。

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もちろんスーツケースの預かりはありません。預かりがあっても目的地までに無くなっているかもですね。

始発から乗ったので暫くはガラガラでしたが、終点に着くころには着席できない人もいるくらいです。

なおこのバスの最大の欠点が2つあります。

1点目はエアコンがものすごく寒く、しかも風量の調整は出来ません。したがって、下の写真の女性のように風向きを変えます。また裏技として窓のカーテンを使い、吹き出し口を塞いでいる人を多く見かけました。

P10100642つ目はトイレ休憩が無いという事です。3時間以上、エアコンでガンガン冷えた車内で動くこともできず、トイレを我慢しなければならなりません。もう少し長距離になればトイレ休憩があるのかもしれませんが、今回はありませんでした。しかし、ここは渋滞が日常のフィリピンで定刻通り着くことは無い=乗車時間が更に伸びるという悲劇が常態化していることでしょうし、事実私の乗ったこのバスも、終点のパサイにはなんと20時になりました。

乗車時間は、5時間ということです。これ、日本までのフライト時間より長いです。道路渋滞による時間的損失が最も大きいですが、バス停もあってないようなもので常に人の乗り降りがあり停車し、また各地域の売り子さんが何度もバスに乗り込んできて、食べ物の販売が行われます。

これなら、飛行機を使った旅行の方が早く目的地に着くでしょう。もう2度とバスには乗らないことを誓いました。

トイレに行きたければ、途中下車してくださいという事なのでしょう。

 

この極悪なバス乗車環境ですが、唯一のエンターテインメントとしてラジオが流れています。英語の音楽が80%、20%がタガログ語です。途中から乗車してきたお母さんとその子供3人(5,6歳と言った感じ)が乗ってきて私の隣に座ったのですが、その子供たちが英語の歌詞を完璧に歌っていました。昨年大ヒットした曲で皆さんもどこか聞いたことのあるであろう「Closer」(Youtubeリンク)のサビの速いテンポの箇所もジャスティンビーバーの曲も見事に綺麗な英語で歌い上げます。

これは鳥肌が立つ経験でした。日本の一般的な小学生は英語の曲に触れる機会はほぼ無く歌えないでしょう。

皆さん思い出してください。2014年に大ヒットした映画「アナと雪の女王」の主題曲は「Let it go」(Youtube)でしたか、「ありのままの」(Youtube)でしたか? ほとんどの日本人にとってそれは「ありのままの」で子供たちは日本語で歌っていたことを思い出すでしょう。

日本には英語の人気曲は日本語に翻訳されて入って来てしまうのですから、なおさら英語に触れる機会は限られます。

 

なお、このバスに乗るような子供たちなので、私立幼稚園から英語を学んでいるとは思えないので、TV,ラジオ、インターネットあるいは街中にあふれる英語から英語を聞き取る耳が出来上がっているのでしょう。なので、アメリカ映画を字幕なしで上映できるのです。

しゃべる方も日常の買い物等でも英語で会話することも多いでしょうから、自然に英会話を実践しています。

従って、小学校から英語を学ぶ前から「話す」「聞く」という能力は既に身に付けており、日本とは全くスタートラインが違うことが分かります。

*日本人の場合、その後何年英語を勉強しようと全くしゃべれるようになれないことは、皆さんもよくご存知の事かと思います。

日本の教育も、国語・歴史以外の科目はすべて英語で教える、TVも半分は英語とするといった英語が日常の環境に入ってくるようにしないと、いくら小学1年生から週1、2時間英語教育をやろうとも全くしゃべれないという状況は変わらないでしょう。

どうすれば日本人も英語を喋れるようななるか、皆さんの意見もお聞かせいただければと思います。

 

フィリピン小学生の英語力の高さを実感できたバス体験でしたが、2回目は無いという結論です。

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