フィリピンタクシー_配車アプリ_グラブ(Grab)

8月14日の日経新聞にタクシー配車アプリ大手のグラブ(Grab)が米系ウーバ(Uber)のフィリピン事業の買収を承認するとの記事がありましたので、昨月7月の1か月の体験からフィリピンのタクシー事情について書きたいと思います。

 

まず、この配車アプリですが以前はグラブとウバーの2社があり、お互い競争関係の中でサービスを提供していましたが、グラブがウバーを買収することを役所が公式に認める以前より、事実上グラブ1社による独占営業となっています。

日本では白タクが認められない等法的な要因でグラブ等の会社によるタクシーサービスが導入されておりませんが、フィリピンにおいてはもはや市民権を得たように人気というか、普通のサービスとなりつつあります。

というのはフィリピンのタクシーの初乗り運賃は45ペソ程度であり、ある程度走っても150ペソ程度におさまることから、マニラで働く普通のサラリーマン等でも運賃を気にせず使える、ほぼ公共交通機関となっています。

日本では会社がタクシー利用を制限している会社は多く、急用・深夜残業等による特殊事情でないとタクシーを使えないかと思いますので、タクシー利用環境は日本とフィリピンでは全く異なっています。

 

以上のことからもお分かりの通り、タクシー利用者は常に多く朝ないし夕方はほとんど掴まえることが出来ません。
(かつてタクシースタンドで1.5時間待った経験があります)

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では、このグラブの配車アプリがあれば上記時間でもタクシーを掴まえられ問題解決かとお考えかもしれませんが、そうはいかないのがフィリピンです。

この配車アプリを使ってもタクシーを掴まえられないのは同じです。

事実、ボニファシオグローバルシティでの朝10時の物件内覧のため、早めの朝8時45分にマカティを出てグラブによる配車予約並びに流しのタクシー両方同時に掴まえるべく格闘したのですが、最後グラブで予約確定したドライバーからキャンセルという痛い目に有い、結局ボニファシオグローバルシティに着けないという惨事に合いました。
(天気が悪かったという事情もありますが・・・)

ですので、マカティ⇔BGC間についてはジープニーを乗りこなす必要があると感じています。

 

個人的にはグラブがほぼ独占的となり、運賃が高くなることよりもサービスの向上によりタクシーを掴まえやすくなることを期待しています。なお、今後同様の配車サービスを提供する会社が出来るという話も聞きましたが、車だけが増えても渋滞が酷くなるだけで抜本的な解決にはなりませんので、やはり交通インフラの整備が急務であると思います。

 

仲田リアルエステート株式会社
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