ナイトフランクのレポートによりますと、湾岸地域のコンドミニアムの価格が、マカティ・BGCを上回ったとの記事がありました。
1位:湾岸地域:242,467ペソ/㎡
2位:マカティ:237,592ペソ/㎡
3位:タギッグ市(BGC):233,065ペソ/㎡
なお、この価格は加重平均となっておりますので単純にすべての物件価格がマカティを上回っているわけではなく、例えば価格の低い物件が少なければ平均価格は高くなるという点は認識しておかなければなりません。
当調査会社の直近2018年第3Qのレポートによると、
マカティの価格は95,663ペソ/㎡ ~ 415,650ペソ/㎡
に対して
湾岸地域は156,353ペソ/㎡ ~ 290,271ペソ/㎡
となっていることからもご理解いただけるかと思います。
それにしても象徴的な事だと感じています。
この逆転の理由として2018年の価格上昇率の差を挙げており、
マカティ +15%
に対して
湾岸地域 +65%
上昇したと述べています。
当然不動産価格も需要と供給によって価格が決まります。
湾岸地域の需要については、お察しの通り中国人並びに中国のオンラインゲーム法人からのバルク買いからもたらされたと説明されています。
現時点では、湾岸地域のコンドミニアムの供給数が少ないことも影響しているものと推測されます。
2019年もフィリピン経済は6%前後の経済成長が予測されており、人々も不動産は早く買わないと日々価格が上がってしまうという認識が高いですので、安定した価格上昇は期待できるのではないかと考えています。
しかし、マニラの主要地域の価格上昇が著しいことから、今から購入される方は交通インフラの整備(地下鉄・道路・橋など)が期待できる場所、大手ディベロッパーによる街づくりが期待される地域も検討されることをオススメします。
連絡先:080-6631-3939
Mail:nakata.re@philipinvest.com
代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)
*追加の情報で、メガワールドの担当者より湾岸地域において販売開始となった新規プロジェクトを頂きましたのでご紹介いたします。
物件名「Sunny Coast Residential Resort」
タイプ:コンドミニアム
場所は、オカダマニラとソレアーカジノとの間のところで、隣りにGrand Westside Hotelが建設予定です。
(グーグルマップに物件記載がありませんので、隣りのホテルを示しています)
皆さん知りたいのは価格ですよね?!
サンプルで受領した35.50㎡(バルコニー2.5㎡)の価格は5%の通常割引後で、
12,955,150ペソ(約2,721万円)です。
単価は、365,000ペソ/㎡ですので、野村不動産のBGC PJと同水準といった感じでしょうか。
人によっては600,000ペソ/㎡まで上がるという人もいますので、まだまだ通過点なのかもしれません。
この物件もそれ程時間を経ることなく中国資本によって買わる可能性があります。