2018年7月に取得しましたリタイヤメントビザクラシックの預金引き出し($50,000)が遂に完了しました。
が、時間と労力とストレス(後述)が掛かり過ぎて、自力でやるのはほぼ不可能であることを実感しました。
改めて手続きを説明いたします。
①リタイアメントビザの取得
(取得後1か月を過ぎてから、下記手続き可能)
②預金を引き出すための担保設定登記依頼書を退職庁へ依頼(作成までに2週間)
・必要書類:売買契約書写し・Tax Declaration・Certified True Copy(役所の発行する正式な謄本写し)
・退職庁職員との物件内覧立ち合い(私の場合、賃貸しているからとの理由で写真のみ送付)
③登記所へ退職庁の抵当権設定登記依頼(登記完了まで15営業日と言っていたが、実際は17営業日)
・必要書類:登記簿原本
④退職庁へ預金引き出し依頼書作成依頼(所要期間:1か月)
・必要書類:抵当権設定後のCertified True Copy
以上の手続きを経て、晴れて手に入れた書類がこちらです。
嬉しさを噛み締めて銀行に行ったところ、問題発生!!
やっぱりフィリピンです。同じフォーマットを使って銀行名・支店等を修正して発行しているのでしょうが、仕事がテキトーなので、支店名が間違っていました(前のものが残っていたのだと思います。)
1か月かけて作成した書類がこの有り様だと、この国の役所クオリティはやっぱり南米です。同じアジアとは思えないです。
この書類に誤りがありその責任はあなたにあるから、大至急直してほしいと窓口担当に言うと、まず開口一番、
「俺は悪くない、俺は書類を預かって渡しただけだから、悪いのは(発行した)ファイナンス部だ。」
フィリピン人の場合、自分は悪くない、責任は私にはないと自己弁護をまず第一にすることを学びました。
また謝ることも基本しません。
私もさすがに切れて、以前書類が出来たらメールを送ると約束したのになぜ送らなかったのかと前から積もった不満を言ったら無言となり黙り込んでしまいました。
しかしここは役所、この訂正する書類を発行するにも時間が掛かり今日は渡せない、明日以降になるという酷い仕打ちを受けて退散することになりました。結局、2日後に当該書類が再発行されました。結果、1か月以上掛かっています。1枚の書類を作成するのに。
ところで、この担保提供したセレンドラの物件は政策金融公庫からの1,000万円の借り入れで購入した物件であり、公庫の抵当権は入っていませんので、今回の退職庁の抵当権を設定することが出来ました。
つまり、実質的には自分のお金での預金無しでビザを取得することが出来たという事になります。
ですので、政策金融公庫で借り入れを行い(最近難しくなってきていますが)物件を購入し、その後ビザを取得するというのはとても効率の良い方法だと思います。
なお、リタイアメントビザの取得に当たりネックとなる滞在期間(~30日)について、サラリーマン等の休暇を取りづらい方でも取得できる魅力的な期間での取得をご提案できるルートを確保しましたので、リタイアメントビザの取得のみでもご興味のある方はご連絡頂ければと思います。
連絡先:080-6631-3939
Mail:nakata.re@philipinvest.com
代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)