日本のニュースにて、第4次安倍再改造内閣の新閣僚ら15名の保有資産が公開されたとの記事を眺めていると、話題の小泉進次郎環境相(38)の記事に当たりました。
彼の申告上の資産は「0円」との事ですが、これには普通預金や当座預金が含まれていないので本当に「ゼロ」のわけがございません。
それ以上に話題をさらっているのが「配偶者」となった滝川クリステル氏(42)で、合計2億9001万円持っていると公表されています。そのうち、国債が1億5000万円と(申告が必要とされる)資産の半分強が国債ですから、もう資産を増やすステージではなく守るポジションを取られているという事です。庶民は、最大限のリスクを取らないと一生このようなお金は溜まりませんからね。
安倍首相を含めた19人の平均は8,272万円です。どうですかね?多く感じますか?少なく感じますか?
さてここからがフィリピンのお話となります。
24名の上院議員の資産が公表されており、合計で85億ペソ(約178億5千万円、平均7億43百万円)という事です。
この資産公開にどこまで含まれているのか確認が必要なのと日本の公開範囲に貯金等が含まれていない事を考慮する必要はあるので、Apple to Appleで比較できないでしょうが、フィリピン?何なんですか?と思う金額です。
蓋を開けて具体的な人を確認してみると、1位に輝いたのが
Cynthia Villarという女性で、Wikipediaで調べたところCamellaブランド等で戸建開発をしているフィリピン不動産大手のVistalandの創業者を主人に持つ政治家のようです。
その彼は、1975年に資本金1万ペソで中古トラックを購入し、建設用砂利を運ぶ会社を創業して現在のこのVistalandに至っているというので、まさにフィリピンドリームです。彼はまた、Forbesよりフィリピンで2番目の長者番付に任命されています。
さて2位には、マニーパッキャオがランクインしています。
彼の資産は、30億ペソ(63億円)です。当然の結果でしょうか?次期大統領の可能性も本当にありそうな気がします。
最下位である24位となっている政治家で、16百万円です。
1位、2位の資産額が大きすぎて、平均値を釣り上げてしまっているというのが実態でしょうが、それでも1人当たりのGDPが約35万円のフィリピンとしては、政治家が資産が多いというより、事業等にて成功した人が政治家となっているので結果として資産を多く有しているといえるのかもしれません。
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代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)