世界一取得し易いと言われていたフィリピンのリタイアメントビザ取得が少し厳しくなるかもしれません。
これ程取得しやすいリタイアメントビザは他国に無く、欲しい人は早めに取得されることをオススメしていましたが、コロナ禍のこのタイミングで議題となるとは思いもよりませんでした。
きっかけは、何かとお騒がせなPOGO業で働く中国人が大量に取得しており、その取得理由が(違法)労働の為では無いかと国会でやり玉に挙がったようです。
私も本リタイアメントビザを自ら取得し、そのノウハウを活かして取得のお手伝いをさせて頂いておりましたが、中止される前の条件について確認したいと思います。
取得しやすい要件の1つ目は、その年齢です。
35歳以上という、こんなに若くしてリタイヤ出来る人は殆どいないだろうという年齢となっていますが、1993年の改正時に40歳から35歳へ引き下げられたようです。
今回この年齢については退職者庁より取得可能年齢を諸外国の実例を参考に上げると明言していますので、少なくとも改正前の40歳以上となってしまうのではないかと思料されます。
次に預託金ですが、50歳以上の場合2万ドル(約210万円)というわずかな預金(不要となれば返金される)で永住できてしまうという、奇跡的に少ない金額で良かったのですが、この金額についても見直しとなる可能性が有ります。
現在のリタイヤメントビザにてフィリピンに住んでいる国別退職者数は以下の通りです。
全体の70,520人に対する中国人の占有率は38%にも昇ります。
日本人にはフィリピンの人気が無い事がこのグラフからも分かりますね。
その内49歳以下合計:14,987人の国別内訳が下のグラフです。
54%が中国人となり、とても目立つ存在であることがお分かりかと思います。
なお、もう1点上記の2つのグラフから気になることをお伝えしたいと思います。
それはインド人で、1,891人/6,120人=31%が49歳以下となっており、中国人のその数字30%を上回っています。
つまりインドからも若い!退職者がフィリピンに来ている事を示しています。
今後新しい情報が入りましたら、随時お知らせしたいと思います。
仲田リアルエステート㈱
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