住宅価格指数(フィリピン中央銀行発表)

フィリピン中央銀行が集計して発表しているコンドミニアムの価格指数について、2016年第二四半期現在において初めてマイナスとなったとのレポートが出ています。

当指標は2014年の価格を100とした場合における各四半期毎の価格指数を示しています。

直近の2016年第二四半期におけるNational Capital Region、すなわちマニラ首都圏におけるコンドミニアムの価格指数が119.6と前年同期の119.8と比較して

▲0.2を記録しました。

このマイナスは統計開始以降初めての事らしいです。

その理由は、はやりマニラ周辺地域における大量供給によるものと思われます。

指標上は2年間で全体価格が20%(年率10%)上昇していますが、マンション業者からのヒアリングによると2008年のリーマンショック以降、約8年上がりっぱなしでしたので調整局面が来たのかもしれません。

この調整が短期間のものとなるのか、あるいはやや回復までに時間を要するのかが気になりますので、当該指標についても注視していきたいと思います。

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一方で、10年以上の長期的な目線から考えると、フィリピンの経済成長は目覚ましいものがあるので調整期にコンドミニアムを買っておいて損はないと思います。投資は将来の成長に賭けをするものですので、フィリピン経済の成長が続くと予想できるのであれば「買い」でしょうし、そう思わないのであれば、買うべきではないです。

なお余談となりますが、ドゥテルテ大統領の中国接近でいろいろと話題が尽きませんが、もしフィリピン政府と中国政府が緊密になれば、中国人投資家からの大量の投資資金が流入してきますので、コンドミニアム価格は暴騰すると思います。

台北のコンドミニアム価格が東京より高い理由は中国からの投資資金の流入によるところが多いと聞いています。

 

最後に、誰もが知っているけどなかなか実行できない投資の鉄則である、みんなが不安で売りたいときに「買う」という行動を起こせる人だけが金持ちになれると事実を肝に銘じて投資を続けていきたいと思います。

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