2016年4月にヒアリングを行いました「日本政策金融公庫」での海外不動産に対する融資の可否並びに必要な手続きについて再度確認したく、池袋支店へ5月に伺いました。
GWの間の平日に行った為か、店内はお客さんがいなく静かな空間となっていました。
案内された担当者に、今回フィリピン不動産の投資を考えているのであるが融資は可能であるのかと、まずは前回新川で確認したことを伝えずに話してみると、案の定、融資は難しいと第一声でした。
また、こう言われるは予想していたのでまずは新川支店で問い合わせをしたこと、その際に検討は可能であると回答を受けたことを説明すると、上長に確認しますと席を外し、待つこと数分で融資検討は可能であるとの回答へと翻りました。
但し、諸条件がやはりついてくるとの事で、以下の内容が必要になるようです。
①融資金額:購入金額の50%程度が上限か?
国内不動産であれば買値の90%でも融資可能でありますが、海外不動産ということで不動産担保評価が難しい(できない?)ことから融資金額は限られそうです。イメージ70%程度は可能かもしれませんが、物件以上に借入人の属性によりローン金額が決まりそうです。
②不動産投資を行ったことがある人
国内不動産であれば初めての不動産投資であったとしても、それが理由で融資を断れれることは無いとの説明でしたが、初めての投資でそれが海外となると、融資が受けづらくなる要因であるとの事です。
③融資実行まで2か月程度要すること
海外不動産融資に門戸を開いた公庫ですが、まだまだ実績は乏しく必要な書類一覧・手続等のマニュアルが出来ていないのが実情との事です。従いまして、実際に融資を申し込んで実行されるまでには相応の公庫内の時間を要するとの事です。
また必要な書類等についても、その審査のタイミング毎に新たな追加資料依頼もあると思われるとの事で、借入人側の事務的負担が発生します。
以上、3点のネガティブな情報をお伝えしましたが、一番のポイントは海外不動産向けの借り入れができるということです。
しかもその金利が2%程度という夢のような金利水準で調達可能です。
仮にフィリピンで銀行借り入れをしようものなら、まずは入口で断れてしまうと思います。仮に借り入れできてもその金利は6%程度です。またフリーローンという形で国内金融機関から借りてもやはり金利は5%程度発生します。
これを利用するに越したことは無いと思いますので、私が現在投資を考えているStudio typeのコンドミニアムを取得に際して、実際に借り入れ申し込みをしようと考えています。
その融資経緯とも記載させて頂く予定です。