Colliers(コリアーズ)フィリピンマーケットレポート_住宅_2018Q2

2018年4月から6月の期間におけるコリアーズマーケットレポートが出されました。(前期の記事はこちらを参照ください)
主要な内容について、皆さんと確認していきたいと思います。

 

まず報告すべきは、賃料が下げ止まりました。

2Q2018_Rental Rate

 

個人的にもこれはとても嬉しいです。

2016年よりほぼ一貫して下がり傾向にありました賃料ですが、下げ止まると共に1年後の予測でもプラス予想となっています。

要因としては、外国人並びに現地フィリピン人からの需要と、フィリピンと中国との関係が良くなりカジノ業界で働く中国人労働者並びに投資家からの豊富な需要によるものと分析しています。

引き続き新規供給数は多いものの、それを上回る新規需要が発生しており空室率も改善しています。
(順番としては、空室率の改善→賃料の持ち直しです)

2Q2018_Vacancy rate

 

このレポートの中でも述べております通り、マカティのフリンジエリア(マカティ徒歩圏)はオフィスへの近接性からカジノ業で働く中国人従業員に大変人気であり、低層店舗は中国料理店、中国のコンビニエンスストアが出店しています。
私も、7月にフィリピンに1か月居たときに実感したのですが、1年前と比べて明らかに中国人並びに中華料理店、コンビニは増えた印象を受けました。例えば、その時滞在したナイツブリッジ周辺のセンチュリーシティには以前無かった中国系コンビニが出店していました。
またサンアントニオと呼ばれるマカティ徒歩圏の場所に調査に行った際には、買い物帰りと思える多くの中国人に合うと共に、当該マンションの1階店舗には中華料理店が出店していました。

(このマカティ徒歩圏に所在する中古割安物件に投資し、賃貸需要豊富な現地フィリピン人並びに中国人へ貸すことを前提とするセミナーを10月に開催予定です。ご興味のある方は、ご参加の旨ご連絡をお願い申し上げます。)

 

最後に価格について記載します。

大量供給にも拘わらず、価格の上昇傾向は続いています。強い需要の背景としては、東南アジア諸国と比較して低い価格で購入でき、高い賃貸利回りが期待できることからフィリピン人富裕者層、外国人投資家から底堅い需要があることを挙げています。

2Q2018_Capital Value Makati

2Q2018_Capital Value Bonifacio

新築物件が販売好調であり、その販売価格も更新していることから中古価格が値上がりしていることは驚きではないと述べていると共に、現在販売されているパークセントラルタワーズの最高価格:400,000ペソ/㎡(約270万円/坪)も、SM PrimeとFederal Landとの共同プロジェクト(The Estate)にて突破すると思われます。

(野村不動産のSunshine Ford:P320,000~P350,000も違和感ない水準なのかもしれません)

 

繰り返しとなりますが、賃料が安定してきたことで、今後マーケットに変化が起きる可能性があると思います。

引き続き皆様には最新のマーケット情報を提供していきたいと思います。

 

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