(表紙の写真ですが、これ木にぶら下げた土地の販売広告です! オーストラリアでまだ走っている自分の車に公告出しているのは見ましたが、この広告の仕方は初見です。)
さて、本記事は新聞にフィリピンの不動産REIT市場についての記事がありましたので、共有させて頂きます。
REIT(リート)という言葉に馴染みが無い方もいらっしゃるかもしれませんが、投資家から資金を集めて不動産を取得・運用し、その運用益&売却益が配当されるという金融商品で、日本では2001年に市場が開設され三井不動産系の日本ビルファンドと三菱地所系のジャパンリアルエステートが上場しています。
2010年のリーマンショック後に中小REITの統合が進みましたが、昨今の不動産市況の回復により現在61!!銘柄が上場しています。詳細はこちらをご覧になると参考になると思います。J-REIT
株式市場の変調、不動産の好調不調の周期(主に8年から10年 リーマンショックから今年が10年目)からも、不動産の調整が始まる可能性は高いのではと感じています。
歴史は繰り返しますので、近い将来において、61銘柄にも増えたREITの統合が起きる可能性が高いかもしれません。
本題のフィリピンの話に戻します。
新聞の報道によると、来年フィリピンの上場REITを創設する予定で進めています。
投資対象としてはオフィス、アパート、ホテル、物流施設、ショッピングモールと高速道路!が挙がるようです。
このREIT構想は2009年から準備が進められていたようですが、当時ディベロッパー(不動産会社)は権利関係と税金の問題で興味を示さなかったと述べています。
具体的にどのような会社がREIT創設を考えているのか記載がありませんでしたが、是非ともAYALA LANDにて第1号REITを創設してほしいです。
でも、日本の地所系ジャパンリアルエステートもほとんど東京丸の内のオフィスビルがREITに入っていませんので、フィリピン中心地の土地を売らないことで有名なAYALA LANDがアヤラ通りのオフィスビルを組み込むとは思えないですね。
フィリピンの場合、まだまだ賃料&価格に上がる余地のある不動産市況においてREIT創設となると、10年・20年といった長期の目線では不動産のキャピタルゲインが期待できるので、創設すぐに株を買っておいても良いかもしれないと感じました。
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代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)