遂にフィリピンで最も販売単価の高いコンドミニアムが販売開始されました。
「The Estate Makati」という名称で、フェデラルランドとSMDCとが共同して開発する予定となっています。
場所は、アヤラ通りに面するRustan’sの対面に位置するプライムロケーションの1つと言えると思います。
東側は中層のRitz Tower、西側は超高層のDiscovery Primeaに囲まれた約2,600㎡(グーグルの面積測定)の長方形地であり、その予定された60階建てのコンドミニアムとしては、やや土地が狭いかなぁと言った印象を感じます。
立地条件について更に述べるのであれば、マカティの中心部では残された数少ない開発地の1つと言える希少な土地ですが、やや残念な点もあります。
北側は、Urdanetaと呼ばれる低層ビレッジに面するため、BGCの高層オフィス街が望めるほぼ永久眺望が確保されたプレミアムな住戸となるでしょう。
南側は、Rustan’sが低層なので現在はビューがありますが、再開発によりどうなるかが分からない不確定要素があります。
東側は、Ritz Towerを超える階数からはBGCビューが確保できると思います。
西側は、超高層のDiscovery Primeaが近接するのでほぼお見合い部屋だらけでしょう。
従って、買う(買える)のであれば北側が最善の選択でしょうが、当然価格はその分割高になっていると思います。
なお、マカティ中心部で残された開発素地という意味では、老朽化したDusit Thani Holeの再開発とその北西側にある簡易自走式駐車場敷地かと思います。
敷地はアヤラランドが保有していると思われますが、現時点でホテルの再開発の話は聞いていません。
なお自走式駐車場は、旧インターコンチネンタルホテル跡地で再開発が進められているone Ayalaの竣工後に何らかの動きがあるのではないかと思っています。というのは、このprojectではバス停等のターミナル工事も含まれており、地下に本駐車場に多数止まっているPUV(乗合バン)乗り場も確保されるからです。
下のイメージ写真がone Ayala avenue projectです。低層店舗、上層階はオフィス・ホテルで構成されるようです。
このビルの完成で、更にマカティの価値が高まる予感を感じさせます。
さて、話を本コンドミニアムに戻します。
販売価格は、550,000ペソ/㎡ (約382万円/坪)です。おそらく平均価格かと思いますので、これ以下とこれ以上もあるでしょう。
BGCの野村不動産PJが約360,000ペソ/㎡、完売したパークセントラルタワーズは確か300,000ペソ/㎡前後でしたので、チャレンジングな価格付けであることは確かだと思います。
竣工時期が確認できなかったのですが、竣工時にマーケット価格がこれ上がっているのであればお買い得であったという事になります。
間取りについて確認すると、最小のサイズで151㎡あります。
なので、最低価格が8,300万ペソ(1億7,400万円)程度となります
各階4戸の贅沢なフロアープランで、EVフロアーを出ると廊下は無く、すぐに自分の部屋に入ります。
特筆すべき最上階ペントハウスは3層のメゾネットで624.69㎡!!あり、最上階にプールが付いています。
メゾネットにすることで、広さを確保しつつ最上階を複数戸
これを購入できる人がいるんですもんね。羨ましい限りです。この60階プライベートプールで泳ぐ感覚とはどんな感じなんですかね?
ご興味がございましたら、連絡いただければ幸いです。
仲田リアルエステート株式会社
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代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)