前回お伝えしましたアヤラランドが、マカティスポーツクラブの土地を取得したとお知らせしました(詳細はこちら)が、興味深い続報がありましたので共有致します。
前回記事では40億ペソ(約84億円)とお伝えしましたが、本記事では最低50億ペソ(約105億円)となっています。
その希少性からやや安いなぁと感じていました通り、本記事での単価は約P714,000/㎡、円ベースですと約500万円/坪です。
また容積率は:800%の地域に指定されているはずですが、本記事では1600%とされています。
推測するに、フィリピンの場合都市計画で容積率は指定されているものの、表向きは敷地の空地率・周辺ビルへの影響を考慮して大きな問題にならないと設計図面で証明される場合、容積率の割り増しが受けられる制度があり、実際は役所への裏金にて容積率を「買う」事が可能となっています。
従って、7,000㎡の本土地に最大11.2万㎡(33,880坪)規模の建物の建設が可能であり、(建蔽率30%程度と予想すると)50階建てのビルとなると見ています。
気になる用途は、店舗+住宅(コンドミニアム)が計画されています。
販売価格はどうですかね?。
新しいクラブハウスの建設&運営開始されてから、土地の引き渡しがされるようなのでかなり先の話となりそうですが、昨今の市況並びに本物件の立地から考えると販売単価は40万ペソ~50万ペソかそれ以上といった感じかもしれません。
最後に面白い話が書いてありました。
本スポーツクラブは1975年設立されており、現在の会員数は1,500名との事です。
本敷地全体の1.3ヘクタールの価値は10億ペソと見込まれていることから、築40年の古びたクラブが生み出す1人当たりの会員が有するシェアは660万ペソの「たなぼた」があると述べています。
それを受けて会員権の価格は、昨年の48万ペソから今年初めに68万ペソ(1.4倍)に急騰し、今では90万ペソになっているが誰も売り手がいない模様です。
ご存知の通り、外国人は土地を買えませんがこの会員権を通した不動産投資が出来るかもしれません。
という事で、真っ先に思い出されるのがBGCの横にあるマニラゴルフクラブです。
会員権は現在1億円と聞いたことがありますが、それでも買いなのしょうか?!
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