今回はお客様からご用命いただきましたコンドミニアムの引き渡し時の仕上がり確認(インスペクション)について、シェアさせて頂きます。
物件は、アヤラグループのアビダ(Avida)が開発したコンドミニアムで、今年の3月にお客様に引き渡しとなりました。引渡当日は、お客様も日本から来られ、一緒に確認作業を進めました。
また同時に、内装工事(家具等の設置)も検討されていましたので、同時に内装業者へも立ち合わせてもらいました。
部屋は新築の22㎡の標準的なStudioタイプで、キッチン・シャワー・トイレが設置された状態での引き渡しであり、ペイント漏れ・設置のずれ・不具合、電気・給排水設備の異常が無いかを各項目別に確認しました。
本物件は22㎡の小さな部屋である事&アビダの物件で有ることから、指摘事項は少ないのではないかと思っていたのですが、続々と指摘事項が積み上がりました。
例としては、壁・天井・窓フレーム、ドアフレーム等のペイントがなされてい・ペイントがはみ出している、トイレドアのネジが曲がって設置されている、キャビネットが水平に設置されておらず傾いているなどが有りました。
次にバスルームについては、トイレットペーパーホルダーの位置が低く便座等に干渉してしまう事から、もう少し上に設置するよう要望を出しました。
最後に、フロアータイルについて問題ではありませんが、模様・色合いが他のタイルと違い全体としての調和がとれていない事から、合計11枚変更依頼をしました。
下の写真は変更後のもので、統一された綺麗さを感じます。
大きな指摘事項・問題が無い物件で有ることをオーナーさんも確認出来、安心されたようでした。
その後、指摘事項を売主と目視確認を行い情報共有し、是正工事完了後に改めて確認立ち合いをしましょうという流れで解散しました。
初回調査が3月の1週目で、1か月後くらいで完了するとの話でしたので近いうちに連絡があることを期待していたのですが、更に月日は流れ結果2回目の調査は6月末と約3か月後となりました。
アビダと言えども、まだ他の棟の建設が進んでいるのと同時に引渡し&是正工事が発生することから、やはり時間は掛かってしまうのでしょう。
2回目の調査は、お互い共有したパンチリストを元に是正しているはずが、やはりそこはフィリピンなので全ての指摘事項の是正はされていませんでした。特に目立つトイレットペーパーホルダーの位置変更も変わっていない事は残念に感じながら、3回目の立ち合いとなり8月2週目に行いました。
結果、全ての是正工事が完了するまでに5か月要しました。
是正工事の度にフィリピンへ来られるのは難しい方、設備に関する点も確認を依頼したいお客様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
仲田リアルエステート株式会社
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代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)