アヤラREIT(AREIT)が2月7日に証券取引所へ上場申請しました。
上場時の公募価格は1株当たり₱30.50です。 単元株数(最低購入株数)が不明ですが、仮に100株とすれば、₱3,050(約6,600円)ですので、非常に買いやすい価格帯ではないかと思います。
現時点で、いつ公募となるかの発表はありませんが、購入を希望する人は証券口座開設の準備を進めておいた方が宜しいかと思います。
さて、上場時に組み込む不動産についても記載がありました。
マカティにある下の3つのオフィスビルを入れる予定です。
①Solaris One:Eaton Tower Makatiの隣にあるオフィスビル
②Ayala North Exchange:以前にお伝えした(リンク)アヤラ通り沿いの新築ビル
③Mckinley Exchange:EDSA通りを跨いで建設中のOne Ayalaの反対側にある低層オフィスビル
正直な感想で言えば、もう少しトロフィーアセットを入れて欲しかったです。
②のNorth Exchangeが目玉でしょうが、このREITを買いたいというほどのインパクトが無いです。
またIPOの後に4つ目の物件として入れる予定なのが、セブのIT Park内にあるオフィスビルです。
(昨年セブに行った時に本物件前を通っており、場所は良いと思います)
④Teleperformance CEBU
以前から何度もお伝えしていますが、どのような物件をREITに入れていくかでその母体会社(今回で言うアヤラランド)のREITに対する方針が分かってきます。
日本でも三菱地所のREIT(ジャパンリアルエステート)は、丸ビル等の東京駅のど真ん中のプライムアセットを入れていません。
今後も続々と上場している他の会社に見習わせるように、少しずつでもSクラスビルの優良物件を入れて行って貰えればと願いつつ、IPOでの株取得に向けて準備をしていこうかと思います。
仲田リアルエステート株式会社
Mail:nakata.re@philipinvest.com
代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)