フィリピンコンドミニアムの市況が底を打ち、回復が鮮明に!
Colliers発表の2022年第2四半期の住宅レポートによると、賃料・価格共に増加(前四半期比)したことが確認出来ました。
価格(平米単価)については、2022年第1Qでも増加を示していましたが、第2Qは空室率悪化に歯止めが掛かり、それに呼応して賃料も増加しました。
回復の要因として、
・外国人労働者の再入国
・オフィス勤務復活によるフィリピン人からの需要
が挙げられています。
外国人観光客数の数字となりますが、2月10日からのコロナ入国緩和により2022年第1Qまでで81.4万人入国しており、2022年度は200万人(2021年度は16.4万人)の入国が見込まれています。
コロナ禍前は、約830万人(該当記事はこちらを参照)のインバウンドを記録していましたので、1/4の回復ではありますが、中国人への観光ビザ発行が始まれば回復が早まる見込みは高丸と思います。
また、EDSAと呼ばれる道路はコロナ禍前の交通量と変わらない水準となっていると言われる通り、日々の交通渋滞&公共交通機関に乗るための人の行列を見ると、経済の回復を肌で感じます。
2022年度末には更なる価格&賃料の上昇が見込まれていますが、リスク要因としては
・(インフレ抑制のための)フィリピン中央銀行の更なる利上げ(7月14日に+0.75%の緊急利上げで現在3.25%)
・建設資材の高騰(前年比+8.3%, 過去10年における最高率)
等が挙げられていますが、中央銀行の政策金利を気にすることなくフィリピン国民による活発な経済活動によりGDPが成長するのであろうと実感として感じています。
(私が中学生の頃、どこに行っても人・人・人、道路渋滞・駐車場待ち・レストランの順番待ちが常であり、日本全体が好景気であったことが思い出されます。)
仲田リアルエステート株式会社
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フィリピンの不動産にまつわる情報を中心に発信していければと思います。