フィリピンコンドミニアム_AURELIA

2019年にご紹介しましたAURELIA RESIDENCES(本記事はこちらを参照ください)について、先日販売会社からのお誘いを受け、モデルルームへ行ってきましたので、モデルムールのご紹介と現在の販売状況についてお知らせします。

 

Contents

1. 物件所在地

2. モデルルーム

3.価格&販売状況

 

1.

物件所在地

現地の確認をしてみると、10階程度まで建設が進んでいました。コロナ禍での建設がストップしてしまったことを受け、竣工は2025年末頃を予定しているとの説明でした。

 

建物形状はRISE Makatiと同じような、3棟(East, West, South)をジョイントした形を取っています。

敷地面積が約1ヘクタールある当敷地をどのようにプランするかは悩ましいと今回改めて現地周辺を歩いて感じました。

現状では、北側のシンガポール大使館横の土地と東側隣接地、21stを挟んだ南東側土地(なお、20th Stとの交差点には18階建の事務所ビルの建設が進んでいます)が空き地となっていますが、BGCですので将来において中層高層の建物が建つ可能性の方が高いです。

特に南側は道路幅員が狭いので、ことさらお見合い感が強い部屋となってしまうかもしれません。

将来的な眺望を確保できているのは北西側のマニラゴルフクラブ側と西側のForbes Parkですので、この向きの部屋を多く造ることがポイントであると感じました。

 

また本物件は最も西側にプールを設けています。この西側にプールを設けた効果が販売状況にどう影響したか、後ほど物件の在庫状況で説明します。

 

2.

モデルルーム

モデルルームの中の扉を開くと、本件ディベロッパーであるシャンプロパティが得意とするホテルライクな内装を施した本コンドミニアムの引き渡し時のイメージを忠実に再現した空間に迎えられます。

このEVは特筆すべきものであり、ボタンを押すと扉が開く細工もきちんと施されていました。

 

下のスケールモデルは「乙」字型の順に北・南・東・西からの本建物を見たものです。

スケールモデルが大好きなので、いつも長時間見てしまいます。

 

日光を感じることが出来る屋外のプールで、約40m確保しているとの説明でした。BGCにいながらリゾートホテルのプールを感じることが出来る仕様になるものと思われます。

ジム・子供の遊技場並びにコンファレンスルーム・食事を兼ねられる多目的ホール・ビリヤード台もすべて2階に設けられます。

 

 

様々な共用設備が高級仕様で備えられる本物件を購入できる人を、純粋に羨ましく思います。

 

 

 

続いてモデルルームです。

「EV」を通り抜けると3ベッドルームのSignatureと呼ばれる338㎡の部屋が再現された部屋が現れます。

 

本モデルルームは、公式HPにてバーチャルツアーが可能ですので詳細はそちらに譲り、特筆すべき点等を述べたいと思います。

まず、モデルルーム共通の事ではありますが内装・家具等はほとんど含まれていませんのでご留意ください。

 

その1.

本物件のバルコニー手摺沿いにベンチが設けられており、これは良案であると感じました(雨の入り込みは要確認ですが)。別途椅子等を購入しなくてもテーブルを購入するだけで屋外ダイニングが完成します。

 

またこのベンチですが、部屋の内側の様々な箇所に設けられています。

特にリビングダイニング内にあり、バルコニーと同列に並ぶこのベンチのおかげで室内とバルコニーが同一空間に所在するような感じで使えるのではないかと感じました。

 

その2.

本物件はキッチンが2箇所設けてあります。

1つ目は、リビングダイニングのカウンター向かいにIH式コンロがあります。こちらは来客等があっても簡易に温めたり・素早く調理するような際に使われる目的にあるとの説明でした。

2つ目はこの後ろの部屋にあり、なんとガスキッチンが供えられます。

セレンドラでのガス爆発事故以降、多くのコンドミニアムでガスが禁止されコンロ式・IH型が主流となりましたがこのコンドミニアムでは引き続きガスコンロの使用が可能です。

したがって、隣りのFrobes Parkの大邸宅でガスコンロを使用されているお客さんでも、不自由なく生活できる点をメリットとして挙げられていました。

 

食洗器・レンジ・オーブンは物件価格に含まれていますので、標準設置されます。

 

3.

価格&販売状況

今回参考に出してもらいました3BR Signatureタイプ、15階338.15㎡の見積書は下の写真の通りです。

駐車場は3台分です。

VAT込みの総額は、183,534,000ペソ(約4億5千万円です。

全体単価は54.3万ペソ/平米、駐車場を除いた部屋のみの場合、約52万ペソ/平米です。

坪単価だと約440万円ですので、昨今の東京の新築マンション価格を考えれば単価としてはあり得るのかなぁと何故か感じてしまいます。

担当者もライバルとしては、Makatiにて建設中の「THE ESTATE MAKATI」の名前を挙げていました。2019年に本物件の記事を書いています(こちらを参照)が、これが当時55万ペソ/平米でしたので価格の面では競争関係に当たるのではと思います。

 

また将来的な価格について、同じシャンプロパティがシャングリ ラ アット ザ フォート マニラの上層階に設けた

「Horizon Homes, Shangri-La at the For」当初販売価格:35万ペソ/平米が現在約2倍の70万ペソ/平米となった事実から、本件AURELIAも将来的な価格上昇が期待できるのではとの説明を受けています。

 

 

なお驚きなのは価格のみならず、その販売状況も現時点で285戸のうち71%が売れているという事実です。

(下の在庫数とこの完売率とが合致していませんので、何かあるのと推測します。)

誰がこの価格の物件を買えるんだと叫びたくなります。

 

各棟(East, West, South)ともにA・Bという2部屋があるのですが、完売している列とそうではない列との違い=人気の違いがはっきりと見て取れます。

「West棟のタイプB」と「South棟のタイプA」は(低層階も)完売しており、一方で「EAST棟のタイプB」に売れ残りが多いです。

この理由は、プール(アメニティ)の位置が大きく関係していると推測します。

「West棟のタイプB」と「South棟のタイプA」は眼下にプールがあるので、低層階でも魅力的な眺望が確保されます。しかもForbes Park側に面していることから、高層階の眺望も確保されています。

 

一方で最も在庫を抱える「EAST棟のタイプB」は、南側のより狭い道路側に面しており現空地の開発により圧迫感のあるお見合い部屋となってしまう可能性があります。

なお、241㎡という本建物最小の面積の部屋はこのDeluxタイプであることから、最小限の投資金額で本物件の魅力を楽しむという点においては、検討の余地を残しているとも考えられます。

 

最後に、「East棟」と「South棟」の間にプール(アメニティ)を設ける形での配置をすれば、販売状況にどのように変わったであろうかと思いました。

 

本記事をご覧になり、興味をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡いただければと思います。

 

 

仲田リアルエステート㈱

080-6631‐3939

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