マカティにて久しぶりに大型コンドミニアムの開発が予定されています。
AONE TOWER| 中环 壹号
と呼ぶマカティ地下鉄を建設している会社によるプロジェクトであり、その利点を活かして駅直結(地下歩道を通じて徒歩5分)となる予定です。
本コンドミニアムを見ていく前に、マカティ地下鉄について確認していきましょう。
2019年の以前の記事(こちらを参照)で記載した内容では2025年に開業予定でしたが、コロナによるロックダウン等の影響もあり、公式な発表はありませんが、おそらく2,3年は遅れるものと思います。
それ以上にお伝えしたいことは、路線変更の可能性があることです。詳しくはこちらの記事「地下鉄アヤラ駅は出来ない?!」で書いた通り、当初予定していたMRTのアヤラ駅方面には行かず、代わりにMile Long-Amorsolo駅となるかもしれません。
(地下鉄開発会社のHPでも、アヤラ行きは点線で表示されています。)
もし、Makati Subwayがアヤラ駅に行かないのであれば、例えばアヤラ駅周辺からロックウェル・マカティ市役所に向かいたい人は利用しないでしょうし、BGCの東側からアヤラトライアングル周辺に向かいたい人も利用しないと思いますので、その利便性・利用者数に大きな影響が及ぶことが想定されます。
なお、当コンドミニアムを開発している会社(≒マカティ地下鉄の開発会社)からのヒアリングによると、現時点ではFire Stationから先の駅について公式に決まったものは無いとの事でした。
AONE TOWER| 中环 壹号
場所を確認します。
北は ブエンディア通りに面し、右側の小川沿いにマカティメディカルセンターまでの細長い敷地に3棟構成、合計356戸の大規模プロジェクトであり、2026年に竣工予定です。
下の写真の左側に地下深く掘られた場所が、当該建設地です。
最寄駅は「(仮称)Fire Station」で当駅から地下通路を通じて徒歩約5分の見込みです。地下鉄直結の初物件(そもそも地下鉄が初ですので)という名誉な物件となります。
建物構成について低層階は高級路線の商業店舗・中層階はオフィス(共に販売中)、9階にコンドミニアムのアメニティ(レセプション・プール・ジム)が設けられ、9階~54階が住戸、最上階にインフィニティプールがという、プール好きにはオススメな物件です!
(以下写真は公式FB参照)
レセプションも豪華なイメージとなっています。
また最上階と思われるラウンジも華やかさを感じさせてくれます。
部屋の間取りについて、現在販売中の3号棟はStudioから2BRで28㎡~84㎡ですが、1号棟はより大きな部屋構成での販売を予定しているとの説明でした。
3号棟のメインであるStudioサイズについて詳しく見ていきます。
面積は、25.19㎡にバルコニー:2.79㎡を含めて27.98㎡が大多数となります。
モデルルームの写真です。
家具家電生活備品等は付いてきませんが、シャワールームのガラスは標準装備であるとの説明です。
また、現時点ではAirbnb等による日貸し運用を認めているとの事ですので、投資戦略としては一番小さいStudioを選択してAirbnbで運用することが、本物件の立地条件・共用設備の充実度(特にインフィニティプール)・豪華さ(イメージ通りの竣工となることが前提)からベストであると感じます。
販売価格
10階の東向き最安値物件で8,266,720ペソ(約1,967万円)、約30万ペソ/㎡(236万円/坪)です。
52階の同位置物件は、9,999,360ペソ(+173万ペソ)、約36万ペソ/㎡です。
以上が公式価格ですが、
一括払いで▲12%、50%払いで▲8%等の割引が入ります。
また、最小の手金で購入する場合(3%の割引あり)、
10%の手付金、10%を60カ月で分割払い、その他2年目・3年目・4年目でそれぞれ5%払いの合計35%を支払い、引き渡し時に65%支払うオプションがあります。
総括
開発余地が少ないマカティ中心部としては、プレビルド物件で買える数少ない大型開発物件であると言えます。
また竣工時には更に交通渋滞が激しくなっていることを鑑みると、駅直結物件の優位性はより高まると思います。
なお懐疑的な点を挙げるとすれば、
①竣工時までに現在の販売価格相当までマーケット価格が上がっているか?
②マカティ地下鉄がアヤラ駅に行くのか(駅利便性に影響)?
③低層店舗・オフィス床の販売が順調に進むのか?特に高級路線の店舗というのは、立地から判断すると難しいのではないか?
等が考えられますが、豪華絢爛なレセプション・共用設備、特にインフィニティプールにて高級な人気物件としてそのステータスを得られることに期待したいです。
ご興味を感じられたお客様がいらっしゃいましたら、より詳細をご説明申し上げますのでご連絡いただければ幸いです。
KAKEHASHI Rea Estate
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*インスタグラムを始めました。
フィリピンの不動産にまつわる情報を中心に発信していければと思います。