シャルガオ島での滞在中はヨガ・サーフィンと満喫することが出来たことは、前回の記事でお伝えしました(参照はこちら)が、今回はシャルガオ島に行くまでの悲劇を皆さんへの注意喚起を含めてお伝えします。
・悲劇その1
妻の日本からのフライトが深夜便で4月29日土曜日の午前1時頃到着予定であったことから、
同日午前3時50分発マニラ→6時10分セブ発→シャルガオ島行の航空券をフィリピン航空にて4月14日に予約しました。
その10日後の24日にセブ行きフライトが時間変更となるEmailが届いたのが不幸の始まりでした。
当メールには「マニラ発が4時30分に変更になります」とのみ書いてあり、経由便のシャルガオ行きについては全く触れていませんでした。
フィリピン航空へ急ぎ連絡すると、やはり当変更により経由便のシャルガオ島行きには間に合わないことが判明しました。また当日シャルガオ島行きの便が満席(70席しかない小型機)のため振替不可でした。
仕方がないので、30日の午前6時10分発のセブ→シャルガオ島行きに乗るべく、29日の18時発マニラ→セブに変更してもらいました。
・悲劇その2
セブ行きフライトは18時でしたが、運航機の遅れで全く来ません。
しまいには、3時間以上遅れた場合に配給されるフィリピン定番のチキン&ご飯セットが提供されました。
それを食べた後でもしばらく搭乗機は来ませんでした。
まぁセブでは寝るだけと考えていたので、この時点ではセブに着き際すれば良いとポジティブに考えていました。
(これがその後の悲劇へとつながりました。)
結果、搭乗出来たのは23時でマニラ滑走路の混雑も手伝い、セブに着いたのは30日の午前1時という、6時間の遅れと人生最長の待ち時間となりました。
・悲劇その3
シャルガオ島行きフライトが5時間後であるにしても、シャワーだけでも浴びるべく予約していたRedDoorzのホテル(RedDoorz @ Bankal Lapulapu)に向かいました。
元々アパートであったものをRedDoorzチェーンブランドより名義借りしているような個人経営的な施設であることが後から分かりましたが、ホテルにも拘わらずチェックインは午後11時までで部屋は空いているけど案内する人がいないため「チェックインできない」という、次なる人生初の体験となりました。
今後、私のような犠牲者を増やさないためにも理由の如何を問わず、「門限以降一切チェックイン出来ません」とホテル案内ページのトップに記載すべきであり、また予約後すぐにEmailにてその承諾が出来ない宿泊者からは予約をキャンセルできるように配慮すべきだと思います。
緊急連絡先となる電話番号に何度も連絡するも、ここはフィリピン、つながるはずはありません。
(漏水・ガス爆発等、人命の危機のような緊急事態でもつながらないと思います。)
Agodaを通して予約したのですが、このようなホテルでも登録できてしまうシステムにも疑問を感じました。
ポジティブに考えれば、本体験から今後ホテルを予約する際に「チェックインの門限を確認することが大切」であるという事を学びました。
他のフィリピンカップルもチェックインできずロビーのソファーに座っていました。
結局、どうすることもできず午前1時30分から午前4時まで屋外のホテルロビーに(ある意味)野宿して、再びセブ空港に戻りました。
結果的に、そのまま空港に滞在していた方が正解でした。
・悲劇その4
セブ発シャルガオ島行きが機材点検のため2時間遅れましたが、もうこの時点で2時間遅延は遅延に入らないという程の精神状態に成長していました。
悲劇その4はシャルガオ島からの帰りで発生しました。
当日の午前中は晴れて天候が良く、綺麗な青空が広がっていたのですが午後3時頃から急な雨となりました。
(後ほど低気圧が来ていたことが分かりました)
私たちのセブ経由のフライトは17時です。
空港到着して間もなくしてセブパシフィック航空のセブ行きが飛び立ちましたが、その搭乗時間頃から雨が降り出しました。
その後、雨脚が強まりフィリピン航空のマニラ行きの欠航がアナウンスされました。
この時点で予想は出来ていましたが、私たちの乗る次のセブ行きのフライトも当然のように欠航となりました。
(当日のフライト欠航も人生初です。)
その時点で17時です。カウンターにはマニラ便のキャンセル客が既に長蛇の列を作っています。
結果、自分の番になるまでに2時間半待ちました。
元々座席数の少ない飛行機なので予想はついていましたが、
・明日・明後日のマニラ便&セブ便は満席で振替不可
・最短で3日後(5月5日)のマニラ直行便なら数席確保できる
という絶望的な回答をフィリピン航空より貰いました。
(航空会社の不可抗力による欠航ですので、ホテル代等は出ません。)
妻の日本帰国便は5月4日早朝(また5月6日朝にはヨガ講師として東京にいる必要あり)。
私はガーデンタワーズのテナント引渡しが明日(5月3日)。
と明日の5月3日中にマニラまで戻ることが必須の状況でしたので、これは好都合と延泊できる状況ではありません。
どうにかならないものかとフィリピンのビジネスパートナーに連絡したところ、シャルガオからスリガオに向かうフェリーが運航しており、スリガオ→セブ→マニラに行けるルートがあることが判明しました。
スリガオから10時30分に出発するセブ行きは予約可能であることはすぐに判明したのですが、このフェリーについて空港関係者に聞いてみると、朝の6時に出港するが予約でいっぱいではないかとの空港警備員の情報で暗雲が立ち込みました。
この危機的な状況を救ってくれたのが、5月2日の午前中にPacifico地域等を紹介してくれたフィリピン人土地オーナー&ブローカーです。
移動の車の中でホテルを経営していると聞いており、もし部屋が空いていれば宿泊させてくれないかと連絡を取ったところ運良く空いており、また午後8時の大雨の中空港まで迎えに来てくれました。
またフェリーターミナルにも寄って頂き、フェリーチケットは予約制ではないので4時半頃に来れば6時のフェリーに乗れることも確認して宿まで連れて行ってもらい、また即座に夕食の用意もしてもらいました。
更には翌朝、4時20分にフェリーターミナルまで運んでいただきました。なおチケットは残り2枚(席は別々)で奇跡的に手に入りました。
(4時台にタクシー・トライシクルはつかまりませんので、車が無ければこの計画も不可でした。)
以下が当日の行程です。
4時30分:フェリーターミナル到着
6時:シャルガオ→スリガオ島へのフェリー出港
7時30分:スリガオ島到着
10時30分:スリガオ空港→セブ空港
13時30分:セブ空港→マニラ空港
15時:マニラ空港到着
(スリガオ→マニラの航空券は前日予約の為、1人4万円。)
全てが奇跡的な行程で17時のガーデンタワーズの引渡しに何とか間に合うことが出来ました。
妻も翌日午前4時のフライトに間に合いました。
シャルガオ島は、空港拡大移転の話があります。
大型機が飛べるようになれば、今回程度の低気圧であれば問題なく運航できるものと感じられますが、小型プロペラ機での運航がしばらく続くと思いますので、雨季の時や台風が遠くにあっても欠航の可能性がありますので予定に余裕をもって行かれることをオススメします。
またフェリーターミナルも拡張の話があるようです。
下の写真のように大型客船が停泊できるようになれば、より多くの旅行客等も乗船可能となりますので6時のチケットを取るために4時半に港に向かう必要もなくなるのではないかと感じています。
最後に、個人的にはこのフライト欠航によりフィリピン人土地オーナー&ブローカーとより親密になることが出来ました。(お返しとして、日本帰国の際に日本らしいプレゼントを用意したいと考えています)
現在、地元民しか手に入らないシャルガオ島のGeneral Luna地域の貴重な土地情報を彼より頂いています。
フィリピンにおいては、信頼できる人を見つけるのが非常に重要であると感じています。
この不運を幸運な出来事に変えられるように、またシャルガオ島でのホテル開発等が出来るように尽力していきたいと、より強く感じました。
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