前回の記事で「管理費・水光熱費」(詳細はリンク先を参照ください)の支払いについてお知らせしましたので、
残る不動産に関わる費用としては、固定資産税です。
これは、所属する市への税金なので、セレンドラ内では支払うことが出来ません。このセレンドラの場合は、タギッグ市に属しているので、タギッグの市役所(City Hall)での支払いとなります。マカティの場合は、マカティ市への支払いとなります。
その支払い場所である市役所(City Hall)はセレンドラから少し離れているようです。
(ボニファシオはタギッグ市の最北部に位置するので、市役所としては市の中心部に位置しています。)
固定資産税の支払いは、1年を4度に分けて支払う方式を取っており、これは日本と同じでした。
1回目は1月から3月分で3末払い、2回目は4月から6月分で6末払い、3回目は7月から9月分で9末払い、4回目は10月から12月分で12末払いが通常です。
日本であれば支払期限に応じて支払いしているかと思いますが、しかしここはフィリピン。
以前にもお伝えしましたが先払いの人には特典があります。前年の12月末までに1年分を一括払いとすると10%の割引があります。
取りぱっぐれを無くそうというのが一番の目的だとは思いますが、まだまだ金利が高くインフレしている国なので、資産運用すれば金利等が通常発生するので先払い者には割引を与えるのは普通の考えなのかもしれません。
今日の100円は1年後の100円と同じ価値であると感じてしまう今の日本とは金融環境が全く異なることを感じさせられます。
それにしても10%引きは大きい金額です。
本物件の固定資産税額は割引前で9,123ペソ(21,000円/年)、割引後で8,110ペソ(18,600円)でした。単価としては、207ペソ(割引後184ペソ)です。
最後に気を付けなければならない点をお伝え申し上げます。
この、固定資産税、日本であればコンビニでも支払える請求書が住所に自動的に送られてきているかと思いますが、フィリピンの場合は申告制です。
従って、支払いを忘れていると延滞金が自動的に発生し、その延滞金も支払わなければならない事となります。
私の場合、今回(今年分)は仲介会社がタギッグ市役所に年末行ってもらい支払い代行をしてもらいましたが、今年の年末は自ら行くか、管理をお願いしている不動産会社等へ依頼する必要があります。
なお、年末の忙しい時期にフィリピンに行けるか不明なので、何月から翌年分の固都税が払えるのか、次回確認に行きたいと思います(早い分ならいつでもOKな気がしますが・・・)
申告制なら誰も支払わないのではないかと思いますが、売買に際しては固定資産税を含めすべての税金の支払いが完了していないと、役所から所有権移転を許可する許可証が発行されない仕組みとなっているのがフィリピンの特徴です。
これはコンドミニアムの管理費・水光熱費についても同じシステムを採用して言うようで、管理組合からの支払い完了料証明書をもって、初めて登記局が移転処理を受理してくれます。
次回は登記手続きの進捗を記載したいと思います。