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トルコショック!(新興国通貨安)_フィリピンへの影響は?

   

昨今のトルコリラの急落を受けて、新興国から資金が逃げ出しているとの日経新聞記事がありました。

フィリピンも新興国ですので、大抵このような新興国ショックの際にはフィリピンも題材として載ってくることが多く、今回の8月14日の朝刊1面記事においてもしっかりとグラフに入っていました。

 

 

なぜフィリピンは同じ新興国の中で、大きなペソ安となっていないのかについては、外国等へ支払う必要がある対外債務より外貨準備(国・中央銀行が保有する外貨建ての預金等の資産)の方が金額が大きいので、支払い余力があるため、債務返済出来なくなるリスクが小さいことから、影響が少ないと言われています。

一方で、トルコは対外債務が外貨預金の4倍となっていることから、財務リスクを感じた投資家がトルコリラを売っている模様です。

 

この新興国からの資金流出については以前にも起こっており、経済用語的には「バーナンキ・ショック」と言われているようです。このバーナンキ・ショックとはアメリカFRB議長のベン・バーナンキ氏が量的緩和を近い将来に終了すると2013年6月に発言したことから、新興国の通貨や株式が売られ、アメリカ本土に資金を移すという大きな流れが生じ世界的な混乱が発生しています。

この時もフィリピンペソは約10%程度下落しておりますので、現在の昨年末比の下落率(約8.4%)と同じ程度かもしれません。

個人的には、同じ新興国と言え各国における人口・GDP成長率・対外債務等の経済環境が異なる中で、一律に新興国だから危ないという認識を持つのではなく、冷静に分析されることをオススメします。

なお、フィリピンはドゥテルテ大統領の国策「Build, build, build」にて、借り入れにより公共投資を行っていることから対外債務が増えつつあると現地新聞で記載されていたと記憶していますので、引き続き為替レートには注意していきたいと思います。

peso rate

 

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