フィリピン_セレンドラ 管理費値上げ

表紙の写真は、年中渋滞している事で悪名高いEDSA通りですが、先日まで東南アジア競技大会(South East Asian Games)が行われており、その際に大会選手と公共交通に遅延が発生しないように、警察官がバスレーンを確保すべく立っていたおかげで、写真のような整然としていました。毎日このように規制すれば、公共交通機関の遅れが減ることで時間節約の為に自家用車ではなくバスを使おうという人が増えるのではないかと思うのですが、政府にその意気込みは無いでしょうから、すぐに通常に戻ると思います。

なお、この東南アジア競技大会(フィリピンではSEA Gamesと呼ばれています)は、私もフィリピンに来て初めて知ったのですが2年おきに行われており、参加国は11か国で開催国であったフィリピンは最多の金メダルとメダル数で有終の美を飾ったようです。

 

さて本題の話ですが、セレンドラの毎月の管理費について来年2020年から値上げされるとの通知を受領しました。

遡ってみると、

2016年:96ペソ/㎡

2017年:99ペソ/㎡         (+3.12%)

2018年:102.61ペソ/㎡ (+3.64%)

2019年:103ペソ/㎡  (+0.38%)

2020年:105ペソ/㎡       (+1.94%)対2016年:+9.37%

Serendra_Association dues

44㎡の私の住宅の場合、値上げ額は396ペソ/月(約851円/月)となります。

 

値上げの理由としては、

・インフレ

・人件費の上昇

が挙げられています。

 

インフレについて現時点までの年率上昇率は+2.5%、最低賃金についても(マニラ首都圏の農業以外は、537ペソ(1,155円/日))毎年上がっているので、管理費の値上げは不可避なのでしょう。

 

ところで、日本の場合新築当時は分譲ディベロッパーの子会社等が建物管理業を請け負う形を取り、数年後に管理費の値上げの話が出るタイミングでコスト削減目的に外部の管理会社への切り替えをすることがあるかと思いますが、フィリピンでは外部の管理会社へ委託するという話を聞いたことがありません。

今後、私もセレンドラの管理組合会議に参加して、どのような管理運営体制になっているのか、修繕積立金についても調べていきたいと思います。

(なお管理費滞納については、物件売却の際に管理組合から管理費用等が支払われている事を示す書類が必須となる事から、大きな問題にはなっていないのではないかと推測しています)

 

仲田リアルエステート株式会社

Mail:nakata.re@philipinvest.com
代表取締役  仲田 一成 (なかた かずなり)

 

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