メガワールドが独自でボニファシオグローバルシティのUptownとグアダルーペ駅を結ぶモノレール計画を発表しておりました(詳細記事はこちら)が、この度マカティ地下鉄(路線図に関する記事はこちら)駅と同じ構内とする発表がありました。
完成予定日は2025年ですので、約5年後となります(遅れるのが通常のフィリピンですので、7年後かもしれません)。
このメガワールドのモノレール計画について、情報のアップデートが無かったことから計画がとん挫したのではないかと心配しておりましたが、予定通りモノレールを建設するようです。
なお個人的な見解ですが、このモノレールはUptownから将来的にはMckinley Hillまで繋げるものと考えられます。このMckinley Hillは同じメガワールドの開発であるのと、現在でもオフィステナント向けにUptownとMckinley Hillを結ぶ無料バスを走らせている事からも、延伸するのではないかと思います。
改めてグアダルーペ(Guadalupe)駅について、場所を確認しておきましょう。最近何度も出てきているグアダルーペ周辺ですが、ひょっとしたら交通の要所となる可能性を秘めているように最近感じています。
この建設予定の駅はGuadalupe MRT駅とPasig River Ferry(Guadalupe Ferry)との接続を予定しているという事で、このFerryについて全く見識が無いので、日曜日の夕方に行って来ました。
対岸側については、以前お伝えした通り工場・倉庫跡地に大規模コンドミニアムの建設が進んでいますが、こちらグアダルーペ側は不法占拠かと思われる住宅が密集している開発が進められないといった感じを受けます。
グアダルーペ側
(奥に見えるBGC高層ビル街との対照が際立ちます)
こちらがフェリー乗り場の建物です。
夕方16時ごろに行ったのですが、既にCloseとなっていました。
エントランスに航路のマップが有りましたので、載せておきます。
これによると北は観光地のイントラムロスのある所まで、南はラグーナベイまで運航しているようです。もし運航スピードとある程度の頻度で出ているのであれば渋滞回避の為利用価値はあるのかもしれません。
次回、実際に利用してみたいと思います。
最後にこの地下鉄駅とモノレール駅が具体的にどこに出来るのかが、実際に現地に行って疑問に感じました。
地下鉄は当然地下なので、この前面道路下に出来るでしょうし、モノレールは地上を走るので道路の上を走ることになるのでしょうが、その2駅を繋ぐ地上部分においてもある程度の敷地を確保しないと駅が出来ないと思います。
グアダルーペ駅周辺を見ると、MRT駅前に公園があるのでそこを潰して作るのか、あるいはFerry駅の手前側の不法占拠者を移動させて敷地を確保するのか、というのが選択肢なのかと考えながらGuadalupeを後にしました。
仲田リアルエステート株式会社
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代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)