今回記事にする散策は、ボニファシオグローバルシティの東側に位置するペンボという地名の場所を選びました。
理由としては、
①BGCを丘の上として、C5を境に急な傾斜となっておりまた一気にローカル化するため、外国人が容易に立ち入るさせない感じを醸し出している事
②マカティ地下鉄の駅がこの地域内の「Osital ng Makati」付近に出来る予定である事
から、散策して来ました。
まず①については、ご存知の方も多いかと思います。
右側に見えるのがBGCのSM AURAでその東側の高低差は著しいのと高層建物が少ない事から、別世界のような感じとなっています。
またSM AURAの南側にDusitD2 The Fortと呼ばれるコンドミニアムが竣工しています。1階の店舗部分にはSUBARUのショールーム並びにカフェも入居しています。
その南側にも、天空の城ラピュタを彷彿させる空(BGC)に向かって住宅が連なっている光景が見られます。
なお、そのBGCの入り口部分というべき場所にダブルドラゴンのHotel101の建設が進んでいます(以前、このホテルも250,000ペソ/㎡程度で販売されていましたがおそらく完売しているものと思います)。
BGC内には、セダホテルくらいしか中級ホテルが無いので、このホテルも高稼働が期待できるのではないかと思います。
なお、価格の安いホテルとしてはBGC北側においてRed Planetホテルも建設しています。立地としては、BGCの中心部には遠いですが、カラヤアーン通りに出来るであろう地下鉄駅が近いので、空港からのアクセス&マカティにも行ける好立地として認識される可能性を秘めています。
17階建とこのエリアとしては低層な気がします。なお完成予定日に出来上がらないのは、常ですので全く驚かないです。
続いて②マカティ地下鉄の駅候補である「Osital ng Makati」(マニラ病院)ですが、このBGCの坂を下りた所に位置しています。SM AURAから徒歩15分の距離ですが、道路は狭く車は頻繁に通るのでアクセスは容易とは言えない印象でした。
この「マニラ病院」付近には教会・地元のモール・路面商業店舗が建ち並んでいます。
BGCへの近接性・地下鉄によるマカティへのアクセスの良さから、鉄道開通後は大きく見直される可能性を秘めた場所という印象は受けましたが、現状小規模な住宅等が連立している中で再開発できるようなまとまった土地の供給が期待出来るか、大手ディベロッパーが地上げを行い大規模開発を進めるかにより発展性は大きく異なると感じました。
仲田リアルエステート株式会社
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代表取締役 仲田 一成 (なかた かずなり)